主体と禊ぎ1
安西氏「だったら、リッツはヒロムにちゃんと、
動物を飼う機会があったら大切にすることの重要性を伝えれるやん。
俺達は武學をする人間や。
自分の犯してしまった罪や、自分のぬぐいがたい闇を、
正義の名のものとに裁くんじゃないと思う。
そんなものは他力本願や。
自身の闇を陽転させて、より人の為に、世の中の為に、どうやったら使えるだろうか?
そう考えて行動する者やと思うねん。
人間はだれだって間違うし、過ちだってする。
そしてそれを繰り返すよ。
だけど、同じことをしてはいけない。
誰かを裁いたり裁かれたりするのではなく、
やってしまったことは、前に戻すことは出来ないから、
ちゃんと謝罪をする。
自身の罪を認めて謝罪をする事以外に、肉体を持っている俺達は、
次に進む事が出来ないようになってる。
見たくない闇に光を当てて、日のもとに晒して、自分の醜い姿をちゃんと認識したうえで、
謝罪をすることで一度リセットする。
そこから、はじめて前へ進む行動に対し『どのようにすれば?』の卓越質問変換をする。
これ以外、本当に前に進んだことにはならないし、
この一連の作業が『自立』であり『禊ぎ』やと俺は思う。」
コメント