リッツのアレルギー治病日記　その２０

リッツの過去　その９

リッツ「サ活でね、ぼんやりとさ、何であの子は私の所に来たんだろうって思ったんだよ・・・。

元々ノラの子だったら、逃げようと思ったら何時でも逃げれたんだよ。

でもなんで逃げなかったんだろうって・・・・・。

もしかしたらさ、あの子が私を守ってたかもしれないって思ったんだよ。

私は小さくて、あの家ではほぼ放ったらかしでね。

ジーさんとクマが居なかったら、私がクマのように飢えて、

ひっそりと死んでたかもしれない・・・・。

ヘタしたら、暴力とか受けていたかもしれない。

私は義父にいじめられていたから・・・・。

余裕のない所では、声なき力の弱いものが一番犠牲になるからさ・・・・。

クマはそうならないように私を守ってたんじゃないかなって・・・・。

あの子がいなかったら、もしかしたら私は死んでたかもしれない・・・・。

そう思たったら、何か涙が止まらなくて・・・・。

きっと私が死なないように、あの子が守ってくれてたんだと思う。」

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